美味しく食べたのに、食後に疲労感や眠気を感じて、体がダルくなったことはありませんか?
酵素栄養学はその理由を、「消化の仕組み」から教えてくれます。
まず酵素は、大分類すると次の3つになり、働く順番は簡単に言うと ①☞②☞③となります。
①食物酵素
食べ物に含まれている酵素。
②消化酵素
食べたものを吸収できるように、消化・分解してくれる酵素。
③代謝酵素
吸収された栄養素を疲労回復、細胞分裂、新陳代謝、病気・怪我の治癒、呼吸などに実際に使われる酵素。
①☞②☞③の流れを
◆「唐揚げ定食」を例に考えてみましょう♪
①食べる・・・
唐揚定食は、鶏・衣・油・米に加えて、一般的に合成調味料で味付けされます。
②消化・・・
胃の中に同時に、蛋白質、炭水化物、脂質、合成添加物が投入される為、分解作業だけで、大量の酵素が消費され、
更に消化作業でも酵素が大量消費されます。
③代謝・・・
日に生産される酵素の量には限りがある為、消化で大量消費してしまうと、疲労回復に使う代謝酵素が欠乏し「ダルい」と感じるのです。
ノーベル賞受賞のジェームス・Bサマー博士は
「疲労感は体内の酵素の減少による」と述べており、
あなたの「ダルい」という感覚は正しい❕のです。
因みに、消化時間は食べ物によって様々です。
(文献により数値は異なるので目安にされてくださいね)
≪消化時間いろいろ≫
・果物だけ:30分程度
・野菜だけ:2時間
・炭水化物だけ:4時間
・肉類だけ:6~12時間
・お菓子・乳製品・油などの脂質:8~12時間
当たり前のことですが。。。
★構成要素が複雑な食べ物ほど、消化に時間がかかります。
★同じ食材でも量が増えれば、消化時間も長くなります。
唐揚げ定食は、「炭水化物+肉+脂質+添加物」なので、
12時間程度は胃の中に滞留するでしょう。
だから私達はがっつりした食事をすると
「胃が重たくて動けない」などと表現するのですね。
酵素栄養学で最も有名なエドワード・ハウエル博士は、
著書『あなたの寿命は酵素で決まる』の中で、
「酵素は貯金通帳である」という名言を残しています。
とっても簡単に要約すると、
「生涯に生産できる酵素の量は決まっていて
1日の生産量も一定だから、
酵素を無駄使いすると寿命が短くなる。酵素は命そのものだ」ということ、
怖いです・・・。
私は2011年に日本で出版された『酵素の治癒力』を読んで、
この「酵素貯金」を知って以来、酵素を大切に使っています(笑)
この本はハウエル博士の概念を基盤として自身も癌を克服した、
フュラー博士の数千人の臨床記録を書いたもので、
やや専門的な内容になっています。
私達は「1日3食規則正しく」と言われて育った上に、
食後にちょっと💖「甘いもの」も食べたりするので、
現代人は
24時間、常に、酵素が消化に使われていると言われており
酵素銀行が赤字の状態の人が多いそうです💦
という訳で
なぜ食べ過ぎると疲れるか? の答えは
食べ過ぎると消化酵素を浪費、酵素銀行が赤字になり、新陳代謝が低下するから
皆さんの銀行は大丈夫ですか??
幸せと健康はセットだと思うのです♪ いつもありがとうございます。