先日、叔父が孤独死した記事を書いたところ、遺族が亡くなって、悲しむのもネガティブでNGなんですか?という質問がきました・・・。
私の見解として、答えはYESになります。
でも誤解のないように
悲しい感情を抑圧する必要はないのです
大切な人を失って、カラ元気を演じる必要はない。
だいたい、悲しみや涙は止めることが できない。
色々な事を思い出して、涙が出るのは人間として 当然だ。
私達遺族も
叔父の棺に、大切にしていた何かを、入れてあげようと、叔父の書棚を確認していたら、
20年も前に私達が送った年賀状が、引き出しの一番上から出てきた。
そこには、既に成人した私の子ども達が、チビの姿で写っていた。妹の年賀状には、「今年は赤ちゃんを頑張る」と書いてあって、長い年月、その葉書がその引き出しにあった事実を想って、私達は、当然泣いた。
そのあとも、色々、イチイチ泣いた。
一つ上の従妹と妹と私は、直ぐ泣く。
火葬場でも、兄だけが、一言も喋らず、ただ、ずっと骨壺をもってくれた。途中の電車でも、座ろうともせずに。
人それぞれの表現方法がある。
何がいいとか、悪いとかなんてない。
悲しむのは、ネガティブか?
今回、体験してよくわかった。
悲しみの感情そのものが、悪い訳ではなくて
それに付随して大量のネガティブな意識が発生するのが問題だ。
例えば
◆自己否定、自己批判、後悔・・・。
どうして、もっと早く発見できなかったのだろう?
あの時、家に誰かが遊びに行っていたら?
直ぐに発見されていたら、助かったかも?
こんな意識や感情が、私達を雁字搦めにする。
結果的に
私達は、更に元気がなくなる。
エネルギーが落ち、体調を崩したりする。実際、私も珍しく、先日、風邪っぽい症状になった。
だけど本当は・・・
光に還っただけのこと
分かっていても辛いから、何度でも自分に言おう。
悲しい事だ、
悲しんでいい、
だけど、光に還っただけのことだ。
分かっていても辛いから、何度でも自分に言おう。
悲しい事だ、
悲しんでいい、
だから、私達は今を精一杯生きよう。
今、ここで できることを。
今日も命あることに 感謝して。
ありがとうございます。