人類の起源は440万年前、ホモサピエンスの起源は20万年前、

それに対し飽食の起源はわずか50年前です。

 

人類は、飢餓との戦いの歴史の中で、飢餓に耐えうる遺伝子を受け継いできました。

これは自食作用(オートファジー)の発見によって証明されています。

 

しかし

飽食によって形成された体脂肪を活用する機能はない為、

体脂肪は「栄養」ではなく「異物」として

体内で認識されます。

 

その結果、

癌を始めとする、様々な生活習慣病を引き起こすのです。

 

皮肉なもので、飢餓の歴史は

「飢餓に耐えうる遺伝子」を残したけど

「食べたい!」という本能も残っていて

この脳が、「爬虫類脳」ともいわれる原始的な脳です。

 

人間には、食欲や情動をコントロールする機能が

視床下部、帯状回などにあり、

分かりやすくする為に、ここではこれらを「人間脳」と表現しますね。

 

あなたの脳の中では、いつも

爬虫類脳 vs 人間脳が 戦ってる訳なのです。

 

この戦いは、あくまでも個人の脳内の話です。

人類が等しく、飢餓でも大丈夫な遺伝子をもっていても

爬虫類脳 vs 人間脳の戦いの結果によって

食べ過ぎて体脂肪が増える人と、

そうでない人がいるのです。

 

で💖

この勝敗を決めるのは

「食いしん坊」か否か、だけでなく

「公私」のどちらを優先して生きているか、が重要な鍵になります。

公=人間脳

私=爬虫類脳、と考えると分かりやすいかもしれません。

 

公<私だと、食糧もあるし、お金もあるしと、自分の欲望で食べるので

過食を止めるのが大変です。

 

一方

公>私だと、自分の為だけに食べないので、少ない量で満足できます。

 

飢餓の時代に、我が子や部落の為に自分が食べなかった親のように。

現代では、このような状況がない上に

自給自足から離れてしまったので、

食糧や地球環境に対する感謝の念もなくなり、この意識が急激に低下したのですね。

 

それでも、あなたの意識は

あなたのものなので、

今、変えることもできます。

 

私達が、生きる為に牛や馬を追いかけることは、

もうありませんから

現代の生活に、大きな体は要りませんね。

 

パソコンで大抵の用が足りる生活に

たっぷりの食事は不要ですね。

 

それでも食べたいという人は、

肉食を減らすだけで、森林破壊を止められると知っていますか?

 

1㌔の牛肉に必要な餌(穀物)=約11㌔と言われています。

なので

私達が1㌔の牛肉を消費する時に

私達は1㌔の牛肉+11㌔の餌を消費していることなります。

 

ですから

牛肉を50%減らせば、5.5㌔の穀物も不要になるのです。

 

私達が牛肉を食べる為に

牛の餌として穀物が必要になり、

その為に地球上の森林が破壊され続けています。

 

牛肉は一つの例えであって

飽食が森林を破壊しているといっても過言ではありません。

 

私は「●●反対」という意識や活動はしない主義ですが、

このような事実は、これからも伝え続けるでしょう。

 

美味しいものを諦める必要はありませんが

あなたが今、

あなたにとって不要な体脂肪を備蓄しているなら

あなたにはそれを棄てる選択肢もあるのです。

 

そしてそれが

自分の為だと、食欲に負けてしまうのなら

公>私の意識を想いだしてください。

 

私達の住む地球の為に飽食を辞める。

地球や自然に感謝して食べる。

 

こんな生き方に変えるだけで

あなたは健康になり

地球を守ることができるのです。

 

いつもありがとうございます💖今日も感謝いっぱい、胸一杯の出来事があって、お腹いっぱいです(笑)