育児とは、「児を育てること」ではなく、「自らを育てること」だと思っています。書物や一般常識ではなく、我が子から学ぶことが全て♪そんな風に目線を変えると、見えなかった何かが見えてくるかも♪
私が娘から学んだこと
私の娘は、1年と10か月でお姉ちゃんになりました、弟が産まれて。私は第二子妊中に重度の喘息を発症し切迫早産に。1歳の娘を抱っこすることも、禁じられていました。
1歳の子が、理解できるはずもない状況なのに、娘は「抱っこ」と言わなくなりました。そして1歳10か月で、赤ちゃんの弟と病院で対面した時
輝くような笑顔で「かわいいーーーこのこ、まりのおとうとなの?」「うちにくるの?」と。私には不思議でならなかった。こんな小さい子に、「弟が可愛い」という感情が芽生えることが。
その日から私の辛い育児が始まりました。自分自身の3時間ごとの喘息発作と、3時間ごとの授乳。息子が朝まで眠るようになるまで、2年4か月もかかりました。その間、私は日々痩せていき、息子に対する愛情が、芽生えることは、ありませんでした。
そんな辛い時期に、私の助けになる育児書はありませんでした。そんな私に育児を教えてくれたのは、1歳10か月の娘でした。娘はお喋りも上手で、早くに語彙が増えたので、色んなことを伝えてくれました。
ママ、赤ちゃんはね、つらいの
息子は一日中泣いている子でした。疲れ果てた私が、泣き続ける息子を放置していると、娘がやってきて、
「ママ、赤ちゃんは、つらいの。いっぱいね、いたいの」「だからね、ないているの」と。
そうか、なんとなくわかる。母体から外に出て、不具合があるのだろうなと、理解できました。しかも、泣く以外の表現手段をもっていない。だから、泣くのか。理解はできました。
それでも、疲労困憊の私の体は動きません。
すると娘は言います。
「ママ、どうしてないてるのに、だっこしてあげないの?」
「まりがないたら、すぐだっこしてくれるのに」と。
大人げない私は言いました。
「だって、抱っこしても泣き止まないから」と。
すると、真面目な顔をして、娘が言います。
ママ、赤ちゃんはね、ただ抱っこすればいいの
私は、「泣き止まないのに?」と聞きます。内心、どっちが親なんだか(-_-;)と思いながらも
娘は真面目な顔のまま、「そうだよ、だっこがいちばんなの、あかちゃん」と。
未熟なママ私は、内心、ぶーーーーーーーーーーと思いながら
キラキラのお目目で言われるもんだから、仕方なく(-_-;) だっこしてました。
私は本当に、今振り返ると、息子にごめーーーんと言いたくなるほど、息子に愛情がなく、
娘が見ていないときは、泣いても放置でした(;^ω^) ごめんね、息子。
だけどその分? 娘は弟を溺愛して、それはそれは可愛がっていました。その姿を見て、自分の不甲斐なさに、どれだけ泣いたか・・・。
辛かったなぁ。。。。
息子が朝まで、眠るようになって、私の体力が少し回復した頃、3歳前後、今度は息子が暴君になりました泣
一日中怒っているのです(-_-;)
できない! 伝わらない! と癇癪をおこし、何でも投げつける。娘が穏やかな子だったから、私はまた、疲労困憊です。
どうしていいか、分からなくなった時、また娘が教えてくれました。
ママ、小さいこはね、まっていればいいの
心の中では、「あなたも、十分小さいよーーーーーーーっ」と思いながら
「待つ??? 待てばいいのかーーーーーー」みたいな感じで、ほんと、どっちが親だか、いや間違いなく、娘のが親です
ダメダメな私は、娘に聞きます(笑)
「待つって、どれくらい待てばいいのかな?」
娘は笑顔で答えます。
「こうちゃんが できるまでだよ♡」
私は内心、「ひーーーーーーーーー日が暮れる」と思いましたが、この頃には、私は心の中で、娘を師と仰いでましたので(笑)、従いました(笑)
たとえば
出勤前の玄関にて。息子は靴を自分で履きたい、でもなかなか履けない!
これを待つのです。
30分かかった日もありました。
だから、家を出る時間は、なんとバッファーを45分持たせていました。
すんなり履けたら、ゆっくり散歩しながら保育園に行くのです。
その頃の私は、激務時代で、帰宅はいつも深夜でした。で、早起きするから、平均の睡眠時間は3時間だから、今、沢山寝るのかしらん(余談でした(笑))
この時の「だた待つ」という師の教え(笑)は、その後の部下育成でも、現在の個人セッションでも、本当に大切な、私の基盤になっています。
続きます💛