『奇跡の脳』という素晴らしい本を読んだ(^^♪
著者は、37歳で脳卒中により、左脳とその言語中枢を失った脳科学者、ジル・ボルド・テイラー博士
この本は、私の「意識が全て」という考えを、脳科学の観点から 整理するのを助けてくれた。
右脳のチカラは無限大
この脳科学者は、
多くの医師に
”脳卒中から 6か月以内に もとに戻らなかったら、永遠に回復しない”と言われたが
それを信じず
8年の歳月をかけ、回復し、この本を書き上げた。
それは、脳科学者である彼女が
脳の可塑性という能力を 知っていたから。
◆脳の可塑性とは、
脳の細胞は一度失われる2度と再生することはないが、脳への刺激により、脳細胞の配列が変化し、損傷していない部位が壊死した細胞が担っていた機能を代替し、機能が回復する仕組み。
脳卒中の直後の彼女は、「可塑性」と言う言葉を 理解する能力も失っていたから
きっと
彼女の右脳の 「自分を信じる力」が リハビリを続けさせたのだと思う。
彼女は、左脳が上手く機能しない期間の
「右脳で生きる素晴らしさ」についても、綴っている。
◆右脳は、
視覚、嗅覚といった感覚系を経由して、一瞬にして、思考や感情、生理的な反応をする。
- 今、この一瞬しかなく
- 正しい、規則、束縛がない
- 自由で 創造的
- 活力と可能性に溢れている
そして、ココも重要💗
- 物事同士の「関係」を憶えるから
- 「個々の存在」の境界は、ぼやける
- あらゆる物、人を「一つのもの」に結びつける
だから、右脳優位で生きると
- 人類全体を家族のように思える
- 地球や宇宙とも、一体と思える
すると
- 良し悪しのジャッジ
- 他者との比較、自己否定
- 優劣や序列の意識
これらの意識も消え、豊かな気持ちになる💗
右脳優位は、深い瞑想状態と同じ
2001年以降、ダキリ博士らで行われた研究により、深い瞑想状態の脳の変化が確認された。
- 左脳の言語中枢の活動の減少=脳のお喋りの沈黙
- 左脳の方向定位連合野の活動の減少=肉体の境界線がなくなる
左脳のお喋りは、大抵【不要な思い込み】
- 私なんて取るに足らない
- あの人は、〇〇が駄目
- 私は不完全で、努力が足りない等
これが瞑想では 停止する。
そして、肉体の境界線がなくなることで
- 自分は一人ではない
- 家族も他人も実は境界線がない
- 孤立した存在でなく、宇宙との繋がり
このような感覚に包まれる。
だけど💦
一日中、瞑想はしてられない(笑)
だから
右脳優位を選択しよう💗
ジル博士は、右脳優位の素晴らしさを 8年も体験し、左脳全開の生活に戻らないよう考え
右脳優位は、単に
意識の選択の繰り返しだと 気づく。
- 批判や評価(左脳)から
- あるがまま💗(右脳)へ
- 否定や判断(左脳)から
- これでいい💗(右脳)へ
例えば
あなたが、ヴァイオリンを習い始めたとする、右脳優位を選択すると
- 上達が遅いと評価(左脳)
- あるがままで練習する(右脳)
- 下手だと否定する(左脳)
- 練習している今がいい(右脳)
- 練習が楽しい嬉しい(右脳)
- 少しずつ、そしてドンドン上達(^^♪
この選択を繰り返すことで、あなたの脳内の回路は、ドンドン強化される。
とても大雑把に表現すると
- ヴァイオリンを弾く
- 練習楽しい
- 上達する
この1-23の回路ができる。そして、何度も使うことで その回線が強化され、「練習するほど上達する」
その逆は💦練習しても・しても上達しない
- ヴァイオリンを弾く
- 練習辛い
- 上達しない
こんな回路は不要だ!
だから、回線を繋ぎなおそう!
脳の可塑性の素晴らしさ💗
神経回路は、シナプスによって可塑的に結合して形成され、外部環境や経験に柔軟に適応する機能がある。
そう、いつでも再配線が可能!!
もしも、あなたの神経回路が
左脳に偏っているなら
- 右脳に回路を繋ぎなおす
- 頻繁に繋ぎなおす
- 左脳回路の使用頻度を減らす
- 左脳回路の回線が弱くなる
- 右脳優位で生きられる💗
私達は 右脳だけでは、生きていけない💦時間管理もお金も 必要だしね(笑)
でも
左脳全開💦の人が
右脳優位💗になると 人生は好転する
信じられない人は、どうぞ💗そのままで(^^♪